ピルで血栓症になる確率は妊娠・産後のリスクよりはるかに低い

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女の人ってさ、そもそも血栓症になりやすいって聞くけど、ピル飲んで本当に大丈夫なのか?
大人まなみ
確かにリスクは上がるけど、ピルよりも妊娠中とか産後に自然に血栓症を発症する確率の方が高いからな!

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血栓の確率に関して言えば妊娠・産後の方が低用量ピルよりも高い

産後

低用量ピルを飲んでいる女性は、飲んでいない女性と比べて血栓が出来るリスクが上がる、と言われていることですが、実は「妊娠中、産後に血栓症にかかる人の方がはるかに多い」ということはあまり知られていません。

大人まなみ
実は私も海外の記事を読んでる時に知ってん。妊娠中とかって「むくみやすいから気をつけて」程度しか言われへんかったような気がするねんけどなー。血栓に気をつけろってそんなに言われたかな??

後ほど日本産科婦人科学会の見解もお伝えしますが、まずはこの記事を。

Based on their estimates, the rate of blood clots while not on any birth control is 4.2 per 10,000 women in a given year. — So that’s a 0.04% chance of getting a blood clot. Very small chance, but it happens.

For women taking a levonorgestrel-containing birth control pill (an older one), they estimated that 6 extra cases per 10,000 women would occur each year. For women taking a drospirenone-containing pill, they estimated that 13 extra cases per 10,000 women would occur each year; and for women taking a desogestrel-containing pill, they estimated 14 extra cases per 10,000 women. So we’re basically looking at a difference between 0.04% chance and 0.18% chance.

“Even though the risk is slightly increased, it’s still very low,” says Heit. —.

Ready to have your mind blown? Your risk of getting a blood clot is 4 to 5 times higher when you’re PREGNANT, and it’s 20 TIMES HIGHER in the postpartum period.

出典:https://www.buzzfeed.com/caseygueren/birth-control-and-blood-clots?utm_term=.cnGPx2m7E#.ih48GKYen

日本語訳:試算からすると、ピルを飲んでいない女性に血栓が出来る割合は、10,000人の女性あたり年間4.2人です。・・・(略)・・・確率としては0.04%です。非常に低い確率ですが、それでも発症リスクがあります。
レボノルゲストレルを含むピル(*注:トリキュラーなど第二世代ピル)を服用している女性では、毎年1万人の女性のうちさらに6件増加すると推定され、ドロスピレノンを含むピル(*注:ヤーズなど第四世代ピル)を服用している女性では、毎年10,000人につき13例、デソゲストレルを含むピル(*注:マーベロンなど第三世代)を服用している女性の場合、10,000人当たり14例増加すると推定されています。したがって、基本的には確率は0.04%か0.18%か、という差です。
「リスクはわずかに増加するものの、まだ非常に低い」とHeit氏は言います。・・・(略)・・・
驚く準備はできていますか?あなたが妊娠しているときに血栓が出来る危険性は(ピルが原因のものよりも)4〜5倍高く、産後期間では20倍高いのです。

日本産婦人科学会の見解

産婦人科医

日本産婦人科学会が出した声明によると、海外の疫学調査に基づく数字は次の通りです。

・低用量ピルを服用していない女性の静脈血栓症発症のリスクは年間10,000人あたり1~5人であるのに対し、低用量ピルを飲んでいる女性では3~9人
・妊娠中の女性が静脈血栓症を発症するリスクは年間10,000人あたり5~20人。
・分娩後(産後)12週間の静脈血栓症の発症頻度は、年間10,000 人あたり40~65人。

つまり妊娠中や出産後に比較すると低用量ピルの血栓リスクはかなり低いのです。

大人まなみ
うーん、産後自分がそんな怖い状況にいてたとは知らんかったわ(--;

また、日本産婦人科学会KPでは、「カナダ産婦人科学会によると静脈血栓症発症により、致死的な結果となるのは100人あたり1人で、低用量ピル使用中の死亡率は10万人あたり1人以下と報告されています。」と書いています。

なぜいちいち外国の数字を持ってくるのかというと、日本ではピルの歴史がまだ浅いし、使用者も限られているから十分なデータがまだないからでしょうね。

そしてピルの使用と血栓との関係について、大事なことも書かれています。

低用量ピルの1周期(4週間)あるいはそれ以上の休薬期間をおき、再度内服を開始すると、使用開始後数ヶ月間の静脈血栓症の高い発症リスクを再びもたらすので、中断しないほうがよいといわれています。

出典:日本産婦人科学会HP

大人まなみ
だからもっと安くしてもらわんと続けられへんって!

これは以前にもこのサイトで書いた通りです。

ピルの副作用のリスクを減らす飲み方
ピルを飲む上で副作用のリスクは考えずにはいられません。怖い血栓症などのリスクをなるべく低くするピルの飲み方お伝えします。

さらに、こんなことも書かれていました。

低用量ピルおよびその類似薬剤の有益性は大きく、女性のQOL向上に極めて効果的であります。

出典:日本産婦人科学会HP

大人まなみ
お医者さん、ほんまにそう思ってる?なぁ?思ってるならもっと普及しやすくして?

日本でピルの値段が安くなること、アフターピルが処方箋なしに買えるようになること、ミニピルが認可されること。早くそうなるといいなと思います。

低用量ピルで血栓が出来る可能性について書きました。妊娠や産後と比べると、あまり過剰に怖がる必要もないかと思います。ただし授乳中、喫煙者、40代以上の人はミニピルにしましょうね!

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