タバコは厳禁
タバコは厳禁です。低用量ピルに含まれる女性ホルモンには血液を固まりやすくさせる作用があるため、まれに副作用で血栓が起きることがあります。タバコは血管を収縮させるため、さらに血栓のリスクが高まります。
グレープフルーツには注意
グレープフルーツを大量に食べたり、グレープフルーツジュースをたくさん飲むことは避けましょう。ピルだけではなく、多くのお薬で同じことが言えるのですが、グレープフルーツに含まれる成分がお薬の分解を阻害し、お薬の成分を長く体内に留まらせることになるので、お薬の作用が強く出たり、副作用が出やすくなることがあります。
飲んではいけないサプリメント、ビタミン
セントジョーンズワート(和名:セイヨウオトギリソウ)というハーブを含むサプリメントや食品はピルの代謝を早め、お薬の成分を早く体内に出してしまう作用があります。そのため避妊効果が薄れることになります。また女性器からの不正出血の副作用のリスクも高まります。セントジョーンズワートはうつ病に効果があるとされており、精神の安定を図るサプリメントなどに含まれています。
そしてビタミンCを大量に服用すると血栓のリスクが高まると言われています。サプリメントで高濃度なビタミンC(1日1,000mg以上)を摂ることは避けましょう。

病院に行く時はピルの服用を伝えましょう
もし何か体調が悪くて病院に行く時には、必ずお医者さんに「低用量ピルを飲んでいます」と伝えましょう。体調不良の原因がピルにあるかも知れませんし、ピルと関係がなくてもお薬を出してもらう時に飲み合わせを考えてもらわないといけないからです。
一緒に飲んではいけない薬の例として、抗結核剤、 抗てんかん薬、一部の抗生剤、抗エイズウイルス薬などがあります。

↓こちらにお薬との併用などさらに詳しく書いています。

