コスパから見たコンドームとピルの比較 値段と頻度とリスク

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さち
コンドームとピルとだったら、どっちの方が家計に優しいんだろうね。
大阪まなみ
「回数」と「リスク」によるよなー。

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セックスレスじゃないカップルや夫婦は一体どれくらいの頻度でセックスしてるのか

コンドームメーカーである相模ゴム工業株式会社が日本の性についての調査をしました。

  • 調査日:2013年1月
  • 調査対象:47都道府県 20~60代男女
  • 調査人数:14,100名(1都道府県300名、性年代均等割付)
  • (事前調査:29,315名)
  • 調査方法:WEBアンケート調査

出典:http://sagami-gomu.co.jp/project/nipponnosex/

かなり大がかりな調査ですね。下のグラフは次の質問に対する回答です。

結婚している、交際相手がいる、セックスする相手がいる人に対して、「そのお相手とは1カ月にどの程度セックスをしていますか?」という質問

1か月にするセックスの回数

大阪まなみ
少なっ。

日本はセックスの回数も内容満足度も世界最低レベルであるということはさておき・・・

平均すると月に1回~4回夜の営みがあるということですね。

コンドームとピルの値段は

避妊具

ではコンドームとピルの値段を比較して見てみましょう。

とても人気のあるこのタイプのコンドームだと12個で1,127円です。

1個あたり約94円。4回分だと約376円

コンドーム
サガミオリジナル002 12個入り

このサイトでも紹介している「殺精子剤入りコンドーム」だと12個で772円です。

1個あたり約64円。4回分だと約256円
コンドーム
ガールズガード 12個入り

ピルの場合、日本でよく普及しているマーベロンを6カ月分まとめ買いすると、1カ月当たり約440円です。月に4回性交渉する夫婦だと、1回あたり110円になりますね。

マーベロン
マーベロン(Marvelon)

もちろん夫婦生活の回数によるのですが、一般的な回数で考えて値段をみるとやはりコンドームの方が安いですね。ただし、月に4回以上セックスをするなら、ピルの方が経済的に良いとなることもあります。

リスクとの兼ね合いを考える

コストパフォーマンス

しかし、避妊に関して言えば、いわゆる「安かろう悪かろう」では意味がないわけで、「何はともあれ、きちんと避妊出来てこそ」というベースを崩してはいけません。

だからコンドームを選ぶ時も破れやすいものを選ぶべきではないですし、効果があやしいピルを買うことも許されません。

それを踏まえた上で、「避妊の失敗率」を見てみましょう。

出典:バイエル薬品

各種避妊法の衝撃の失敗率データ!薬品会社公表
確実に100%避妊できる避妊法はありません。どの避妊方法にも必ず「失敗」はつきものですが、その失敗率(妊娠の確率)と、どのような時に妊娠するのかを事前に理解していたら、望まない妊娠はより高い確率で避けることが出来ます。低用量ピル、コンドーム、避妊リング(IUSとIUD)、リズム法(基礎体温、オギノ式)の失敗率の実態。

ピルだと91%~99.7%の確率で避妊ができ(避妊失敗率0.3%~9%)、コンドームだと82%~98%(避妊失敗率2%~18%)です。

中出ししたらピル飲んでても妊娠しちゃう確率ってどれくらい?
きちんと毎日低用量ピルを飲んでいるから大丈夫と思って中出ししたら妊娠した・・・という事故的な避妊失敗例が実際にあります。それを引き起こす「すり抜け排卵」がなぜ起こるのか、どうしたらそれを予防してピルによる避妊効果をさらに確実なものに出来るのか、妊娠の心配なく安心して性交渉を行えるように「すり抜け排卵」の仕組みを解説します。

この数字をどうとらえるか、という点で「コストパフォーマンス」が変わってきます。

大阪まなみ
私は「1か月に200円、300円の差やったら確実性が高い方を取る」って決めた。失敗した時の痛手は耐え難いからな・・・

これはあくまでも個人的な意見ですが・・・

価格だけで言うとコンドームの方が安いですが、万が一の失敗の確率を考えるとわずかな金額の差でピルの方が安心感が高いのではないでしょうか。

アフターピルのこと、妊娠検査薬のこと、出産のこと、または中絶のこと・・・

「妊娠したくない」「避妊したい」と思うならば、月に数百円の違いは微々たるものでしょう。

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