低用量ピルの種類別血栓リスク・ルナベル、トリキュラーが安全?

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さち
ピルの種類によって良く売れてるとかあるのかな?
大阪まなみ
ヨーロッパでは断然トリキュラーの系列が一番普及してるよ。

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ヨーロッパではトリキュラーなど第二世代ピルが主流

ヨーロッパでのピルの販売

出典:http://www.dai-sys.com/component/k2/item/643-doctors-in-denmark-follow-the-recommendations-for-contraceptive-pills

上のグラフはデンマークで販売されている低用量ピルの種類を、ピルの世代別に集計したものです。2011年1月から2015年3月までのデータです。

デンマークでは第一世代のピル(オーソ、ルナベル、シンフェーズなど)はほとんど販売されていないようですね。

一番多いのは第二世代のピルです。日本でもトリキュラー、アンジュ、ラベルフィーユなど第二世代のピルが一番多く処方されています。

注目したいのは、第三世代のピル(マーベロン、ファボワールなど)が以前は非常に普及していたのに、ぐんぐんと減っていることです。第四世代のピル(ヤーズヤスミンダイアン)も同様に、利用が減っています。

低用量ピルの種類と特徴
一言に避妊ピルと言っても色んな種類があります。避妊用に使われている低用量ピルの種類と特徴をまとめました。

欧米では第三世代と第四世代のピルはおススメされない

ヨーロッパで第三世代と第四世代のピルがおススメされないのには理由があります。

2011年に、イギリスのブリティッシュ・メディカルジャーナルに載った1つの研究結果があります。2001年1月から2009年12月までの9年間、デンマークでピル服用者(ミニピル含む)と避妊リングであるミレーナを装着した人による静脈血栓症のリスクを調べたものです。

ピルを飲まない人・ミレーナを入れていない人の静脈血栓症のリスクを『1』とした場合、ピルユーザーのリスクは次の通りです。

商品名 リスク
第一世代 ルナベル、オーソ、シンフェーズ 2.24
第二世代 トリキュラー、アンジュ、ラベルフィーユ 2.29
第三世代 マーベロン、ファボワール 6.61
マーシロン 4.81
メリアン 5.07
第四世代 ヤスミン 6.37
ヤーズ 6.95
ダイアンスーシー 6.35
ミニピル ノリディ 0.68
セラゼッタ 0.61
避妊リング ミレーナ 0.72

出典:http://www.bmj.com/content/343/bmj.d6423

ちなみにピルなどを利用していない人の静脈血栓症の発症は、このデータでは、4,960,730人中1,004件です。(0.02%程度)

2011年より前は第三世代のピルが欧米でも主流だったのですが、血栓症のリスクが問題視されるようになってから第二世代のピルに戻る動きが始まりました。

そして更に2013年1月に欧州医薬品局は次のようなレポートを出しました。

It is well established that combined contraceptives carry a very rare risk of venous thromboembolism (VTE or blood clots). The absolute risk is very small (between 20 and 40 cases per 100,000 women in one year of use), and the risk differs between different generations of combined contraceptives. There is a higher risk for third- and fourth-generation contraceptives compared with first- and second-generation contraceptives.

出典:欧州医薬品局(EPA)

上記の和訳です。

非常にまれですが、混合ピル*には確かに、静脈血栓塞栓症(VTEまたは血栓)のリスクがあります。 リスクは非常に小さく(1年間の使用で10万人の女性につき20〜40件**)、その危険性はピルの世代によって異なります。 第1世代および第2世代のピルに比べて、第3世代および第4世代のピルの方がリスクが高くなります。

*混合ピル=一般的な低用量ピル

**欧米人の方が日本人よりも血栓症の遺伝子を持っている確率は高いので、日本人の方がこのデータより血栓発生率は低いです。

これはフランス政府からの要請によって欧州医薬品局が調査し、その結果として出した結論です。

大阪まなみ
私は35歳過ぎて産婦人科行ってファボワールを勧められて飲んでたけど。。。なんでトリキュラーを勧めてくれなかったのか不思議やわ。。。今はミニピルのノリディ飲んでるから安心やけどね。
ミニピル・ノリディのレビュー・体験談・副作用・危険性
40代になったので低用量ピルからミニピルに変えました。タバコを吸う人でも、40代以降の人でも、授乳中でも安心して飲める避妊用ピルはミニピルだけです。ミニピルは低用量ピルと成分が少し違います。ミニピルの飲み方や体調の変化、注意点や危険性など、私自身の体験談をお伝えします。

ヤーズやルナベルは月経困難症の治療に保険適用で処方してもらえます。また、ニキビなど肌荒れの治療にもヤーズが使われやすいです。

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皮膚科で出されやすい傾向にある第4世代ピル ニキビや吹き出物などの多くの肌トラブルは男性ホルモン(アンドロゲン)活性を低く抑えることで改善されると言われています。 男性ホルモンが働き過ぎ、優位になると角栓が作られ...

でも、避妊目的で飲むのならヤーズ以外にも選択肢はあると思います。

確率は低いとはいえ、血栓症のリスクでいうならば、ルナベルなど第一世代、トリキュラーなど第二世代、ミニピルのノリディかセラゼッタが安心だと思います。

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